MMTってあんまり信用できない!??

 

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普段、理学療法士作業療法士がリハビリの評価として

(Manual Muscle Test:以下,MMT )が用いられることは多いですよね!

MMTの評価基準は6段階あります。


5(Normal)⇒最大抵抗に耐えれる
4(Good) ⇒中等度の抵抗に耐えられる
3(Fair)  ⇒抵抗をかけなければ抗重力位で全可動域動かせる
2(Poor)  ⇒重力を最小限にすれば可動域の一部まで動かせる
1(Trace) ⇒収縮している
0(Zero)  ⇒ゼロ(全く筋収縮を認めない)

というものだしたね!

 

新・徒手筋力検査法

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MMTは簡易的であるため最も頻繁に使用される筋力テストではないでしょうか??

 

しかし、この試験をされる方は一度は思ったことはないでしょうか??

それは、抵抗ってどれくらいかけたらいいの!!??( ;∀;)

 

これは誰もが思うことですよね。

友達同士で練習するときの抵抗と実際に患者様にする抵抗の力加減って同じですか?

違いますよね。私も実習生時代バイザーさんに指導を頂いたことを覚えております、、

 

これに対してある研究が行われました。膝関節伸展筋(大腿四頭筋)の筋力を5年以上経験のある理学療法士MMTで定める値とHHD(μ‐tas)で求めた等尺性膝伸展筋力(kgf)がどれくらい相関しているかというものです。

 

その結果、MMT1~3までは、理学療法士の出した値とHHDで求めた値はほぼ相関していることがわかりました。

 

しかし、問題はMMT4、5です。

なんと、MMT4,5に関しては理学療法士によってバラバラでHHDの値とは相関が認められませんでした。

 

確かに最大とか中等度の抵抗ってどれくらいだよ!!ってなりますよね(笑)

だから、もし、これから病院実習がある理学療法作業療法の学生諸君!!

バイザー「この患者さんの膝伸展MMT何?」

自分  「はい、5です!」

バイザー「え?5!??4やろ」

自分  「えっっ・・・(汗)」

 

みたいな場面になってもそんなに焦んなくても大丈夫です!

大事なのは自分がどう感じているか!です。

一昨日に比べて、今日の方が筋力あがってるな!ということがわかる、

自分の中でしっかりとしたものさしがあるかどうかが重要なのです。