変形性膝関節症の歩行練習ってどう行う??

The influence of continuous versus interval walking exercise on knee joint loading and pain in patients with knee osteoarthritis.

www.ncbi.nlm.nih.gov

変形性膝関節症(以下:OA)の患者様に対して膝周囲筋の筋力トレーニングや歩行練習が有効であるということは近年多くの

研究者たちが言っております。しかし、臨床の中でOAの患者様に対してリハビリを行うことを難渋することは多々あるのではないでしょうか?

なぜなら、OAの患者様は疼痛を伴いやすいからです。

そこでFarrokhiらは、歩行練習を45分間行う際に、2つのグループに分けて実施しました。

A群が45分間連続して歩行する群。そしてB群が15分ごとに3回に分けて休憩を挟む群(休憩は1時間)としました。

その結果、A,B群ともに、関節にかかる応力は30分、45分で有意に増加しました。

また、痛み評価では、A群は疼痛が増強しましたが、B群では疼痛が増加しませんでした。

このことから、歩行練習は30分までがよく、休憩を挟みながら練習をすることが良いということが考えられます。

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